市町村防災力強化専門研修

避難指示等に関する実務研修

研修方法

近年、激甚化し、頻発する風水害から人々の生命を守るため、緊急時に市町村等が発令する避難指示等の情報提供が重要である。避難情報は防災気象情報の警戒レベルに応じて発令されるが、令和8年5月下旬(予定)から新たな防災気象情報の運用が開始されることから、これに基づく避難指示等の発令について習熟する必要がある。さらに、避難情報は、風水害以外の土砂災害、地震・津波、令和7年に頻発した山林火災等においても発令されるため、地方自治体は異なる災害事象に応じて極めて高度な意思決定を瞬時に行わなければならない。

本研修では、危機が迫っている中での初動対応のあり方、どのような対象者・対象範囲に対して、適切なタイミングと内容で避難情報を発令し、避難誘導をすべきかなどについて、基本的な知識の習得を図るとともに、過去の災害時における事例分析(奏功例・懸案事項・教訓等)、避難指示等に係る課題検討を行った上で、災害時の具体的な状況設定に基づく実戦的な簡易シミュレーションをグループワークにより実施する。これらを通して、避難情報の発令、避難誘導等のあり方、その解決方策について、より実際に即した理解を深める。

(令和2年度以前は「避難勧告・指示に関する実務研修」として実施)

研修対象者

市町村防災担当職員、福祉・土木・建設等担当職員、消防職員等

研修内容及び基本的な時間割

時間割

講義タイトル

内容

9:30~10:00

(受付)

 

10:00~10:05

オリエンテーション

・本研修の位置づけ、進め方等について説明する。

10:05~12:00

災害時の適切な避難指示等に向けて

 

 講師が、次の基本的知識等を解説する。

・近年発生している災害と避難指示等の対応状況等(風水害を中心に、地震・津波災害等も含む)

・初動対応及び避難指示等の基準等

・内閣府「避難情報に関するガイドライン」など

12:00~13:00

昼食休憩

 

13:00~13:30

避難指示等のあり方過去の事例分析

 講師が、次の対応事例等を解説する。

・避難指示等のあり方について

・過去の風水害・土砂災害時の対応事例

 研修実施都道府県の市町村における避難指示等の発令事例等について、参加者が報告する。

13:30~14:50

グループワーク(1)

・避難情報の発令、避難所等の確保と運用、避難促進の課題についてグループごとに検討する。

・検討結果を発表し、意見交換する。

14:50~15:00

休憩

 

15:00~16:20

グループワーク(2)

新たな防災気象情報に基づく風水害時の対応シミュレーションを実施する。

風水害時の対応シミュレーションの検討結果を発表し、意見交換する。

※フェーズを2つに分けて実施

16:20~16:30

アンケート記入、閉会

 

 

※研修内容の一部及び時間が変更される場合があります。

 

その他

  • 受講者には、地元の状況について過去事例の分析やグループワークの中で紹介してもらう場合がある。過去の災害時における当該市町村の避難情報発令及び避難状況や避難所運営上の課題等について事前に回答をお願いするとともに、関連資料(地域防災計画やハザードマップ等)の持参や報告をお願いすることがある(資料内容は別途連絡)。
  • 本研修の全体取りまとめ及び講師は、株式会社防災&情報研究所が行う。

研修風景(避難指示等に関する実務研修)

  • 受講風景イメージ
  • 受講風景イメージ

市町村防災力強化専門研修 コース一覧

①災害対策本部における情報処理に関する研修

②避難指示等に関する実務研修

③避難所の運営に関する実務研修

④要配慮者・避難行動要支援者に関する実務研修

⑤福祉避難所の設置・運営に関する実務研修

⑥災害対策本部運営訓練に係る体験研修

⑦支援物資の対応に係る実務研修

 

お問い合わせはこちらから